ピアノ買取のトラブルと業者の査定で注意すべきポイント

ピアノ買取のトラブルと業者の査定で注意すべきポイント

ピアノの買取や査定は、インターネットまたは電話などによって簡単に依頼できます。
昨今では多数の中古ピアノが買い取られていますが、査定の価格や金銭の支払いを巡って、買取業者とトラブルになる人もいます。

「大切なピアノを信頼できる買取業社に引き取ってもらいたい・・!」
「大きな金銭をやり取りするためトラブルが怖い…!」

このように、漠然とピアノ買取時に起きるトラブルに不安を抱える皆さんのために、このページではどういったトラブル事例があるのか詳しく解説します。
事前にトラブルとその原因・対処法を把握し、信頼できる買取業社にピアノを買い取ってもらいましょう!

目次

ピアノを売る時のトラブル事例と対処法

ピアノを売る時のトラブル事例と対処法

ピアノ買取でよくあるトラブル事例を挙げると以下のとおりです。

  • 買取価格がつくピアノを無料で引き取ろうとされた
  • 出張費がかかることを知らず、出張査定時に請求された
  • 査定時に出された金額と実際の買取金額が違った
  • ピアノ買取業社からキャンセルには費用が必要だと言われた
  • 買取ってもらったピアノが海外に売り出されていた

一つずつ詳しく見ていきましょう。

買取価格がつくピアノを無料で引き取ろうとされた

買取業者が売り主を騙して、買取価格のつくピアノを無料で引き取ろうとすることがあります。
ピアノの相場価格を知らない方も多く、買取業者がそこにつけ込みピアノを安く仕入れようとするためです。
たとえば、本来は中古市場で10万円ほどになるアップライトピアノを、買取業者が「これは古すぎて値がつかないけど、無料で引き取りますよ。」などと偽ることがあります。
事前に売りに出すピアノの買取相場を知った上で、査定に出しましょう。

出張費がかかることを知らず、出張査定時に請求された

出張費を支払わないといけないことを知らず、出張査定時に買取業者から請求されてトラブルになることがあります。
売り主が出張査定費の請求があることを知らないまま、買取業者に出張査定を依頼するために起こっています。
あらかじめ、買取業者のホームページや電話などで出張費やその他費用は必要かどうか確認しておきましょう。

査定時に出された金額と実際の買取金額が違った

査定時の価格に比べて、ピアノの買取価格を安くされることがあります。
ネットや電話査定の場合、ピアノの状態を買取業者へ伝えきることが難しく、引き取りのタイミングで思っていたよりも状態が悪いと判断されると査定価格を減額されるからです。
例えば、電話査定時には10万円と値がついたとしても、引き取り時にピアノにキズが見つかり買取価格が7万円に下がることがあります。
査定に出されたら下記2点を注意しておくと良いでしょう。

  • 提示された査定価格が減額されるケースはあるかを確認すること
  • ピアノの状態(キズや打痕、ペダルが踏めるかetc)を正確に伝えること

ピアノ買取業社からキャンセルには費用が必要だと言われた

ピアノ買取をキャンセルしたら費用が発生して、トラブルになってしまうケースです。
買取業者はピアノの引き取りに人件費や運搬費がかかるので、キャンセルされると大きな金額を損失してしまうからです。
例えば、グランドピアノを運ぶ場合、運搬に必要な作業員が4人とします。
キャンセルになると4人分の人件費と現場への移動費といった費用だけが発生し、買取業者が売上をたてられなくなります。
キャンセル料金についての対応は業者によって様々なので、いつ、どういった費用が発生するのかを査定依頼時に確認しておきましょう。

買取ってもらったピアノが海外に売り出されていた

自分の売却したピアノが海外に輸出されているのを見つけてショックを受ける、というトラブルです。
近年、日本製の安くて品質の良い中古ピアノが、中国をはじめとする海外市場で需要が高まり、積極的に輸出を行う買取業者が増えていることが原因です。
「自分の大切にしてきたピアノが買い取り後にどうなるか知っておきたい!」という方は、査定の際に買取業者へ確認しておくと良いです。

ピアノ買取でトラブルを避けるための注意点

ピアノ買取でトラブルを避けるための注意点

ここまで、実際のトラブル事例を紹介してきましたが、これらのトラブルは売り主が以下の3点に注意すれば防ぐことができます。

  • 買取業者にピアノなどの情報を正確に伝えることは難しい
  • 自分のピアノの買取相場価格
  • ピアノ買取業者が提示する査定価格の内訳

はじめに、ピアノ買取はネットや電話口での査定が主なので、現物を買取業者に見せる機会がないです。
そのため、どうしても細かなピアノの状態を伝えきれずに齟齬が起きる可能性があるので注意が必要です。

また、自分のピアノの買取相場を知っておけば買取業者の査定額が妥当か判断できます。
加えて、買取業者の提示する査定額とは

ピアノの査定額 = ピアノの買取価格 – ピアノの引き取りや運搬にかかるコスト

…という内訳であることを把握しておきましょう。

ピアノ買取業者の選び方

ピアノ買取業者の選び方

不要なトラブルを回避するために、信頼できるピアノ買取業者を選ぶポイントを紹介します。

  • ピアノの相場価格と提示された査定価格を比較する
  • ピアノ買取業者の評判や実績、古物商許可の有無を調べる
  • 中古ピアノの買取業者を比較する

ピアノの相場価格と提示された査定価格を比較する

査定に出すピアノの相場価格を把握しておきましょう。
自分のピアノの買取相場を把握しておけば、その買取業者が買い叩こうとしているかどうかを判別できるためです。
例えば、相場価格が8万円のピアノに0円の査定をつける買取業者であれば怪しいですし、他の買取業者を選ぶという選択肢を設けることができます。
自分のピアノの買取相場を調べる場合は「【ヤマハ製】中古アップライトピアノの買取相場」「【カワイ製】中古アップライトピアノの買取相場」をご覧ください。

ピアノ買取業者の評判や実績、古物商許可の有無を調べる

依頼するピアノ買取業者の実績や、評判を調べておきましょう。
買取業者に関する評価や実績といったものは、その業者が優良であることを知る一つの指標になるからです。
たとえば、買い取り実績を確認できない業者と、3万台もある業者を比べた場合、実績から考えられる業者の信頼感が違ってきますよね。
事前に買取業者のホームページから実績などを確認してみて下さい。

また、「古物商許可」を取得しているかどうかによって、買取業者が怪しい業者ではないか判断できます。
古物商許可とは、個人もしくは法人が行う中古品の売買業務を警察が認めるものであり、審査には身分証明書や誓約書などの書類が必要です。
古物商許可を取得している買取業者であれば、審査を通過しているため、怪しい買取業者ではないと考えることができます。
当サイトに掲載されているすべての買取業者は古物商許可を取得しているので、気になる方は「ピアノ買取業者の一覧」から確認してみてください。

中古ピアノの買取業者を比較する

最後に、ピアノ買取業者を決める際に重要になるのは、複数の買取業者に査定を依頼することです。
複数の買取業者を比較することで、査定価格やサービス内容の良し悪しを比較することができるからです。
例えば、同時に3社から査定価格を聞き、金額の1番高いところを選ぶといったことが可能です。
当サイトでは、無料で最大5社に一括査定を依頼することができます。
複数の買取業者に依頼したいと考えている方はぜひ利用してみてください。

買取業者とトラブルになってしまった際の対処法

買取業者とトラブルになってしまった際の対処法

もしも買取業者とのトラブルに巻き込まれてしまった場合には、「消費者ホットライン188番」へ相談しましょう。
これは全国共通の電話番号で、地方公共団体が設置している最寄りの消費生活相談窓口をご案内してくれるものです。
どこへ相談すればいいかわからない場合は、この「消費者ホットライン」 に電話すれば相談先を教えてくれます。

まとめ

ピアノ買取にまつわるトラブルと注意すべきポイントについてまとめると以下のとおりです。

  • トラブルを回避するには買取相場を把握し、買取業社とのやり取りに注意する
  • 信頼できるピアノ買取業社を選ぶには、口コミやランキングを見た上で一括査定する

ピアノ買取では様々なトラブルが起こる可能性があるため、わからないことはピアノ買取業者へしっかりと確認を行うことが大切です。
トラブルの原因と対処法を把握して、安心してピアノを買い取りしてもらいましょう。